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2023.09.26

【新経営者向け】事業承継後の社長の役割3選

経営相談

この記事は、事業を引継ぐ新しい経営者の向けの記事です。
コンサルタントをしておりますと、中小企業の事業承継、代替わりのご相談を承ります。
新たな経営者からいただく相談事には、以下のようなものがあります。
・経営を引き継ぐことになったけど、自信がない
・経営者は何をするのか全く分からない
従業員や取引先を抱え、先代からの期待を背負っての社長就任は、ときに不安になるものです。
だからこそ、時期経営者の方々に、エールも含め、経営者の仕事についてお伝えしていきます。
この記事をご覧いただくことで、社長としてやるべきことがはっきり分かります。
やることを明確にすることで、抱えている不安を減らし、社長職への意欲を増やすきっかけにしていただければと思います。
前提として、仕事上よくご質問をいただく従業員50名以下の中小企業に限っての話と言うことで、ご覧いただければと思います。
経営者の仕事とは何なのか、社長って何をする人?という目線から3つお伝えします。
1 決める人
2 責任を取る人
3 頼る人

です。それでは、3つを詳しくお伝えしていきます。

1 決める人

社長は決める人です。
会社の方向性です。これは全てを含みます。例えば、売上で言えば、
① 誰に
② 何を
③ どのように
④ いつから

など、様々な要素があります。
これらの方向性を示すのが、社長の役割です。
これは売上だけではありません、生産計画、販売計画、人事労務など、あらゆるところで方向性を示すことが求められます。
そのためには、社長は大きく2つのことが求められます。

(1)勉強

多岐にわたる方向性の決定が求められますが、決定を下す上では情報が必要です。さらに、仕事を取り巻く様々な人々の背景も考慮する必要がありますから、勉強は不可欠です。
したがって、様々な勉強が必要になります。
・人と会う
・現場を見る
・自分の業種(競合)を見る
・他業種を見る
・体験する

など、座学・実学共に膨大な勉強が必要です。

(2)心を鍛える

万人が納得して喜ぶ方向性を示すことは難しいこともあります。
片方の利益のため、片方の損失を受けなければならないこともあります。
急なトラブル等により、即断即決を迫られる場合もあります。
万人受けする無難な意見をしようとすれば、会社は傾いていきます。
だからこそ、極力冷静な判断、非難にもブレない決定をするためにも、心を鍛える必要があります。

2 責任を取る人

社長は責任を取る人です。
これには2つの理由があります。

(1)全ては自分の決定

会社の良いことも悪いことも、全ては社長の決断に基づいたものです。
決断しない、何もしないということも、決断です。
問題が当社ではどうしようもない、人に関する問題はどうしようもない。
そう決定して放棄するのも社長の決断です。
会社が良くなるも悪くなるも全ては社長の決定に基づいています。
社長の決定が会社に与える影響について、3つご紹介します。
① バタフライ効果
非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながるというものです。
② 風が吹けば桶屋が儲かる
日本のことわざです。
一見関係のないようなことが、意外なところに影響を及ぼすという意味です。
③ 郵便ポストが赤いのも電信柱が高いのも社長の責任
経営コンサルタントの一倉定先生の有名な言葉です。
全ては社長の責任です。
・何であいつらは、俺の言うことがわからないんだ
・俺はしっかりやっている
・あいつらが・・・
・幹部を変えてやろう

こういったことは経営者なら一度は思うことです。
ですが、
「人にやらせようとすること」が最大の無責任なのです。その前に自分が変わることです。
自分が変わろうとするプロセスが、社長を育て、責任力を強めていきます。

(2)それ以上の責任者はいない

会社の最高責任者は社長です。
それ以上の上司はいません。
謝る・謝らないどちらを取るにしても、最終的な責任は社長にあります。

3 頼る人

社長は頼る人です。
アフリカのことわざにこんなものがあります。
”早く行くならひとりで行け、遠くまで行くなら皆と行け”
一人には、限界があります。一人の手は2本です。
それが多くの人の手を借りることができれば、多くのことを成し遂げることができます。
・知識/ノウハウ
・人手
・設備
・海外展開

など従業員や外部の力を借りることで、より多くのことを達成できるようになります。
そして、力を貸してくれた人々に感謝することも忘れてはなりません。
人はあげた方は覚えていますが、貰った方は存外覚えていないからです。
恩を忘れず還すことで、次も力を貸してもらえるようになります。
人に頼り、感謝すること、この循環ができる人が、頼る人です。

まとめ

今回は、社長の仕事について3つお伝えしました。
1 決める
2 責任を取る
3 頼る

この3つは、シンプルながらも奥が深く、一生をかけるに値する探究への道です。
だからこそ、経営者としての成長や事業の成功のためにこれらの要点を心に留めて、日々の経営活動に活かしていくことが重要です。
この記事が、時期経営者の方が会社を取り巻く人々を幸せにし、自分の経営者人生も輝いていくために、少しでもお役に立てれば幸いです。

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おわりに

(画像:吾妻小富士の噴火口(福島市))

ここまで、事業引継ぎに知っておきたい、社長の仕事について詳しく説明してきました。
次の経営者に必要なことは、ただ単に経営者としてのスキルや知識を継承することではありません。創業者が築き上げた企業文化や価値観を引き継ぎ、守り、さらなる高みを追求し続けることにあります。
何よりも、自分自身の成長こそが、企業の成長につながります。
その過程は、輝かしいものばかりではありません。
泥にまみれることもあります。眠れない夜を過ごすことも多々あるかもしれません。
ですが、その夜を超えていく過程の中で、本当の「経営者」へ成ることになります。

記事執筆者

株式会社トライアンドエラー
代表取締役 遠藤 光寛(えんどう みつひろ)
・税理士
・行政書士
・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・CFP
1981年生まれ 山形県出身
2000年仙台国税局採用 福島県内税務署を中心に18年間勤務。
2018年税理士事務所を設立。国税時代から法人個人含め延べ約30万件超の決算書、申告書の分析、確認に携わる。
国税時代および税理士、FPの経験から、正直に生きることが、仕事やお金に愛され、幸せに生きる人の特徴であることを発見。「なんだかんだで正直が一番」を掲げ、長期的な視野で、持続して成長する企業づくりの支援を行っている。また、企業の安定的な財務基盤構築には経営者や従業員の家計も整える必要があるという信念の元、企業財務と経営者や従業員の家計、トータルでの財務コンサルティングを提供している。
現在は株式会社トライアンドエラー 税理士兼代表取締役社長として、福島県郡山市の企業を中心に財務経営コンサルタントとして活動中。

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