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2022.09.29

【家計コンサルタントがおススメする】車の選び方

家計コンサルタント

福島県、郡山市に住むなら、車があるに越したことはありません。
バスはありますが、地下鉄があるわけではありませんし、郡山は広いです。
車があれば、選択肢と行動範囲は抜群に広がります。
以前は、社長の車選びについて解説しました
リンク:【社長のお悩み相談】経営者の車の選び方
家庭用の自動車の場合、基準が変わります。
賢い車選びについて、家計コンサルタント(ファイナンシャルプランナー)の視点から、
お勧めの車をお伝えしていきます。
車については、3つのテーマでお伝えします。
1 相談の順序
2 車の3大支出
3 お勧めは国産中古車

このうち、3つ目の国産中古車については、是非とも知っておいていただきたい点です。

1 相談の順序

車選びで誰に相談するかということは大切です。
これは、2人のプロに相談することをお勧めします。
1人目 お金のプロ
2人目 車のプロ

この2人に相談することをお勧めします。
順番がきちんとあります。
最初に相談するのは、お金のプロです。
プロというのは、ファイナンシャルプランナーと呼ばれる人、家計相談をやっている方を指します。
なお、このファイナンシャルプランナーは、有料で相談を行っている人がおススメです。
無料のファイナンシャルプランナーは、投資商品や保険の販売に結びつけようとする方が多く、
車の相談については専門外という方が多い傾向があります。
車なのになぜお金のプロに相談するか?
それは、車選びで人生が決まってしまうからです。
車というのは、人生の5大出費の一つに数えられるほど、お金が出ていくものです。
ちなみに、五大出費というのは、家、車、老後、教育、保険です。
どれくらい車で出ていくかというと、一人当たり一生で約2500万円を車に使うと言われています。夫婦の場合は5000万円です。
大卒サラリーマンの生涯年収が2億円と言われていますから、いかに大きな出費であることが、わかるかと思います。
これだけ大きな出費の入り口なわけですから、何を買うかで人生が変わってしまいます。
・現在のお財布事情
・今後のお財布事情

を考えて、身の丈に合った支出か、まず確認する必要があります。
そうしないと、車貧乏になっていしまいます。
車というのは、有り体に申し上げれば金食い虫です。
特に、20代のような年代的に収入が多いとは言えない時が要注意ポイントです。
収入が多くはない中で車を持つことは、
毎月の使えるお金を非常に圧迫します。
・車のローン
・ガソリン代
・駐車場代
・保険料

など、あっという間にお金が減っていきます。
今の収入や生活スタイルで車を買えるのか、まずは確認する必要があります。
さらに、車を買う前に、毎月の出費の許容範囲を、維持費込みで検討する必要があります。
そうしない限り、「欲しい車」や「営業文句」に流されてしまいます。
これは非常に無防備な行為です。
お店に行けば、カッコいい車、可愛い車、沢山並んでいます。
乗っている姿、人を乗せている姿を想像すると、ワクワクしてくると思います。
オプションも様々なものをつけたくなります。
全部つけると、値段は青天井になることでしょう。
お金がないと言えば、マイカーローンを勧めてくれますし、
ローンも難しい人には残価ローンというものを勧めて
あの手この手で買えますよ!とサポートしてくれます。
それにサインをした結果、
日々の支払いに追われることになってしまいます。
車を使ってデートにレジャーにと、
充実する日々を想像していたはずが、
気付けば、車の支払いに追われてお金がなく、
デートにもレジャーにも行けないなんてことになりかねません。
だからこそ、まずはお金のプロに相談することをお勧めします。
車の相談のステップは3段階です。
1 お金のプロと買えるか検討する
2 お金のプロと予算を決める
3 1、2を基に車のプロに相談する。

これが賢い買い方です。
相談順序は、お金のプロ、車のプロの順番です。

2 車の三大支出

三大支出は以下のとおりです。
1 車両本体価格
2 毎月の維持費
3 定期的な維持費

です。順番にお話していきたいと思います
例として、諸費用コミ200万円の車を購入したとして、考えていきます。
最近は軽車両でも新車でオプション付けますと、妥当な金額ですから、200万円として計算していきます。

(1)車両本体価格

これには、
車両の本体価格+整備諸費用+税金
があります。
車両価格に+10~20万円プラスになると思ってください。
値札が180万円のものは、20万円プラスして、200万円と考えます。
5年フルローンで組んだ場合、200万円であれば、
月約3万5千円の支払いになります。

(2)毎月の維持費

無視できない出費として、毎月の維持費があります。
月1万円~2万円かかります。
内容は、
・ガソリン代
・保険代
・駐車場代
・洗車や芳香剤など

があります。

(3)定期的にかかる維持費

月にならすと1万円から3万円かかります。
半年から数年にかけて定期不定期問わず、かかる費用です。
具体例を、時系列で申し上げます。

① 3カ月~1年周期

・オイル交換
・スタッドレスタイヤ交換
・ワイパー交換

② 1年周期

・フィルター交換
・12カ月点検
・自動車税の支払い

③ 2年周期

・車検
・バッテリー交換

④ 4年~5年周期

・夏タイヤとスタッドレスタイヤ買換え
・電球、パーツ交換

といったものがあります。
ここまでの話をまとめます。
車両本体諸経費込み200万円で購入した場合、
月々約5万5千円の出費が増えます。
内訳は以下のとおりです。
・ローン支払い 3万5千円
・毎月維持費  1万円
・不定期維持費 1万円

締めて約5万5千円です。
車を買うということが、いかにお金のかかるものか、お判りいただけると思います。

3 お勧めは国産中古車

今回のまとめです。
ずばり、オススメは中古国産車です。
理由含めてポイント3点ご説明します。
(1)具体的な条件
(2)条件の理由
(3)国産車ならではのメリット

まず、はっきりさせておきたい点として、
中古国産車であれば、メーカー、車種は特にありません。
好きな車種、メーカーのものを購入すると良いと思います。
探し方は、WEBで欲しい車の目星を付けてから、中古車屋さんに行く方法がお勧めです。
WEBでは中古車サイトと検索すると大手の中古車サイトがヒットするはずです。
大手は、
・GOO
・カーセンサー

などがあります。そのサイトで、車の条件を指定して、日本車の中から気に入った車を探していきます。

(1)具体的な条件

検索に使う条件は4つあります。
① 走行距離数  50,000KM以内
② 年式     平成27年以降
③ 車両本体価格 80万円以下
④ 検索エリア  福島、宮城、山形、栃木

この条件でヒットした車の中から、気に入ったものを選びます。

(2)条件の理由

前述した(1)の条件には5つのメリットがあります。
① 初期費用を抑えられる
② 月々の維持費を抑えられる
③ 掘り出し物
④ 選択肢が増える
⑤ リスク対策

です。

① 初期費用を抑えられる

前段で、車には3つのコストがあると言いました。
ですが、この中で、2つ目3つ目に挙げた維持費というのは、新車も中古車も大して変わりません。
ですから、節約のメスを入れるなら、初期費用、すなわち車両本体価格が挙げられます。
同じ車種でも、以下のような違いがあります。
新車購入 → コミコミ200万円
中古購入 → コミコミ100万円
この時点で、価格に100万円の差が出ます。
5年間のフルローンと仮定した場合、
・新車で購入 → 月35,000円
・中古で購入 → 月17,000円
その差、実に月18,000円です。
特に若い方のお財布事情で、手取り額が月18,000の違いというのは、非常に大きいと思います。

② 月々の維持費を抑えられる

詳細は省きますが、自動車保険契約において、中古車に車両保険をつけてもメリットはさほどありません。
(対物対人無制限は必要です。)
その分、月々の保険料を5千円前後減らすことができます。

③ 掘り出し物

中古車ですと、前の持ち主が残してくれたスタッドレスタイヤやドラレコ、カーナビ、ETC車載器等が車両に附属していることがあります。
そういう意味でも、新車に比べてコストを抑えつつ、充実装備を揃えることが可能です。

④ 人生の選択肢が増える

1台目で中古車購入した方は、2台目を選択するとき、中古車を選ぶことに躊躇がありません。
もちろん、新車を選ぶこともできます。
ですが、1台目から新車を選択した場合、2台目中古車を選択するということは考えずらいです。
これを考えますと、最初から新車を購入される方は一生新車を選択する傾向が強いように感じます。
人は、生活コストが上がると、下げることに抵抗を感じる生き物です。
裏返せば、高級志向は選択肢が無意識のうちに狭められていきます。
さらに、新車の場合、メンテナンスも修理もほぼディーラー任せになりがちです。
結果、全てのコストが高くつきます。
ですから、新車に比較して初手中古車は、思い込みをなくして人生の選択肢を広げる上でパワフルです。

⑤ リスク対策

初めての車の場合、あまり考えたくはないものの、接触事故が起こる可能性が高いです。
そんなときに、検索条件の平成27年以降が生きてきます。
この年式以降なら、ほぼ自動ブレーキシステムを搭載しています。
接触事故になる確率を減らすことができます。
接触事故がなくても、
・駐車場での傷、へこみ
・段差で下を擦る

といったことが、運転経験が少ない時、やりがちです。
こういった苦い経験を経て、運転技術は高まっていきます。
ですから、最初のうちは、中古車で慣れるほうがオトクと考えることができます。

(3)国産車ならではのメリット

世界でも、日本人のものづくり技術は称賛される素晴らしいものです。
結果、簡単に壊れることがありません。
例えリコールがあったとしても、保障がしっかりしてます。
車というものは、その国の風土に合わせて作ってあります。
そして日本は、四季のある国です。
・梅雨の湿度
・夏の炎天下
・冬の凍結

など、これに対して守備範囲が広いの車は日本車だけです。
前述の条件で平成27年以降を勧めた理由ですが、安定性にあります。
そのくらいであれば自動ブレーキシステムなどの最新装備も積んであって、燃費も向上し、リコールがあっても保障が見込めます。
福島県近県なのは、見に行ける距離ですし、車が寒冷地仕様になっていることが多いためです。
ここで、関西の車を持ってきた場合、
・冬にすぐバッテリーが上がる
・問題がある

といったこともあるようですので、住んでいるところの近くなら、そのあたりも安心が見込めます。

ここまで、国産中古車がオススメな理由をお伝えしました。
検索するときの目安について、具体的に4つの条件をお伝えしました。
理由は、
・中古車は唯一初期費用を抑えられる
・国産車なら壊れる確率も低いしコスパもよい

ということでした。

おわりに

今回のおさらいです。
これから車を買おうとする人が選ぶポイントは、3つです。
① 相談の順序   お金を相談してから、車種を相談する
② 車の3大支出  200万の車なら平均月5万~6万円かかる
③ お勧めは国産中古車 コスパよく車に乗るということ

どんな車を買うかも大事ですが、車を手に入れた後、何をするかが最も大切なことです。
行動範囲を広げて、素敵なカーライフに役立てていただければと思います。

記事執筆


株式会社トライアンドエラー 税理士 代表取締役 遠藤 光寛(えんどう みつひろ)
1981年生まれ 山形県出身
2000年仙台国税局採用 福島県内税務署を中心に18年間勤務。
2018年税理士事務所を設立。国税時代から法人個人含め延べ約30万件超の財務経営コンサルティングに携わる。
現在は株式会社トライアンドエラー 税理士兼代表取締役社長として、福島県郡山市の企業を中心に財務経営コンサルタントとして活動中。
©2022 遠藤光寛

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