ぬかざわ歯科医院理事長・歯科医師・歯学博士糠澤 真壱
問題解決から事業計画策定まで
あらゆる要望に応える経営相談
株式会社トライ&エラー代表取締役・税理士遠藤 光寛
郡山市役所近くに歯科医院を開業し、18年を超えるキャリアを誇る糠澤真壱先生と当社代表・遠藤光寛が出会ったのは2018年の夏。以来3年間にわたり会計・経理から労務管理、社員教育、事業計画策定まで、経営に関わる様々な助言や支援等を担当させていただいています。その詳細をご紹介するとともに、糠澤先生が描く新たなビジョンについても言及しています。
−糠澤先生と当社・遠藤が出会ったキッカケからご紹介いただけますか?
糠澤
3年前の夏、郡山青色申告会の納涼会で初めてお会いしましたが、そのときの印象は今も鮮やかです。遠藤先生は頭に鉢巻、首にタオルを巻いて、ハッピ姿で焼き鳥を焼いていました。(笑)入会したばかりの地元商店の人がお手伝いしているのかなと思いましたが、青色申告会の局長から新しい顧問税理士として紹介されてビックリ!(笑)それまでは貫禄のある年配の方々が顧問税理士を務めていたので、そのギャップもあって若々しくハツラツとした遠藤先生には驚きました。
遠藤
郡山青色申告会の顧問税理士になったお披露目も兼ねて、焼き鳥にチャレンジしてみました。(笑)
糠澤
当時は歯科医院を法人化して数年経って事業規模が拡大し、業務内容も複雑になっていましたので、青色申告会の指導や支援を超えた、経営全般にわたるアドバイスやサポートが必要な段階になっていました。複数の大手税理士事務所に相談しましたが、ピンと来る人がいなくて困っていたところ、タイミングよく遠藤先生に出会ったわけです。納涼会が終わった後、一緒に飲みに行って私が抱えている悩みや問題などをお話し、遠藤先生もビジョンや方針を熱く語ってくれました。それまでに会った税理士さんとは全然違っていましたので、遠藤先生の人物や考え方に非常に興味を持ちまして、「もっと話を聞かせてください」とお願いして、コミュニケーションを取り始めたという次第です。
遠藤
そうでした。私自身が経営者になったばかりの時期でしたので、新たな出会いがとても嬉しかったことを覚えています。
糠澤
遠藤先生とお付き合いが始まってすぐの頃ですが、それまで保険や金銭的なリスクなどを相談していた医療コンサルタントにも、遠藤先生に会って貰いました。業界的に口先だけの人がいたりするので、客観的な人物評価が欲しかったわけですが、医療コンサルタントも私とまったく同じ印象でした。
遠藤
糠澤先生はドクターであり、経営者ですから、私のような者に経営相談の相手が務まるだろうかと大きなプレッシャーを感じました。というのは、私のバックボーンも関係しているのですが、税務署に勤務していた頃、30年以上のキャリアを積んだ大ベテランじゃないと、ドクターを担当できないという不文律があったんです。そのような理由で、糠澤先生のお相手は内心ビビっていました。(笑)
糠澤
ホントですか~(笑)
遠藤
正式な取引関係になるまでは、何度か話し合いがありました。私がどのような人間なのか、糠澤先生に納得いただけるまでコミュニケーションする場を設けました。税理士の平均年齢は60歳を超えていますが、私はまだ30代ですし、焼き鳥を焼いていた男と顧問契約を結んで大丈夫なのか、というご懸念があったのはごもっともだと思います。(笑)実際には取引してみないと分かりませんから、求められたことに対して誠心誠意お応えして、私という人間をご理解いただきたいと考えていました。
−会計業務全般から経営相談、糠澤先生のご家族の課題までご相談をいただいていますが?
糠澤
2018年秋に正式に顧問契約を結びました。その当時、私は相続の問題を抱えていました。実家が歯科商品を扱う会社を経営していましたが、財務状況が厳しかった上に、経営者である父が入院していました。私は長男ですので、会社を存続するか、廃業するか、不動産をどうするか。「普通であれば解決できないだろう」「解決するならば相当の費用がかかるだろう」という難題でしたが、遠藤先生は額に汗しながらコツコツと丁寧に解決してくれましたので、驚きとともに感動を覚えました。現在は経理・会計業務の領域を超えた様々な仕事をお願いしています。歯科医院のマネジメントサポート、スタッフ教育のサポート、チーフクラスのスタッフへのコーチングの指導まで依頼していますし、会社を継承した母の経営相談、嫁いでいる姉の家計相談・資産形成までアドバイスしていただいています。さらに趣味の山登りなど、友だち業務まで務めて貰っています(笑)。
遠藤
山登りは業務ではなく、個人的な楽しみとしてご一緒させていただいています(笑)。税理士の仕事を含めて、すべてのサービス業は「お悩み解決業」だと思っていますので、自分で線引きや限界を設けず、依頼主にご満足いただけるまで全力で取り組みたいと考えています。そうした意味でいろんなご相談や仕事の依頼をいただくのは、私を信頼してくださったことの表れですし、とてもありがたいと思っています。糠澤先生の信頼や期待にお応えするのは勿論ですが、期待を超えた行動や対応を心がけています。その行動についても自分軸ではなく、糠澤先生軸でご満足いただくことをめざしています。
糠澤
遠藤先生の仕事ぶりは大満足です。私の周囲では「困ったら遠藤先生に相談しよう!」ということになっています(笑)。例えば「パソコンが動かない」とか、税理士の仕事とはまったく関係ないことでも連絡したり。とにかく遠藤先生に相談すれば何とかなると……。申し訳ないことですが、ホント助かっています。
遠藤
ありがとうございます。お役に立つことでしたら、いつでもお手伝いいたします。(笑)
糠澤
遠藤先生にお勧めいただいて、DX(デジタルトランスフォーメーション)にも取り組んでいます。会計処理などで対応できるところからデジタル化を進めています。DX以外にもいろんな提案をいただいていますが、遠藤先生は押しつけ型ではなく、私の中にあるものを引き出していただいているような気がしています。私が無意識に考えていたことを遠藤先生が理路整然と提案してくれますので、全面的に受け入れることができるんだと思います。遠藤先生の提案を否定することは、自分の考えを否定してしまうことになりますからね。遠藤先生と私は同じ方向をめざしているベストパートナーだと思っています。
遠藤
糠澤先生は仕事が速く正確ですし、物事を決断されてからの行動が非常に速いです。1週間前のことが遥か昔のことに思えるようなスピード感があります。膨大な知識を持っていらっしゃる上に、分からないことはご自身で調べて、難しいことや専門的な領域も最適解に導いていらっしゃいます。
−糠澤先生はどのようなビジョンをお持ちですか?ビジョンを実現するための準備は?
糠澤
歯科医院の規模の拡大が今後の課題です。2000年に歯科医院を開業して20年以上が経過しましたが、自分一人のチカラでは限界に達しているように思っていました。遠藤先生とディスカッションを重ねるなかで、自分の可能性を信じられるようになり、「人生は1回だけだから、できるところまで、やってみよう!」という勇気を貰ったような感じがしています。遠藤先生とのパートーシップがあるので、今は一人ではありませんし、スタッフのチカラを借りて事業規模の拡大にもチャレンジできると思っています。社会構造が変わっていくなかで、今後は後継者不足や経営の問題などで歯科医院の数は減っていくことが予想されます。こうした問題を解決する一助として、事業規模を拡大してチカラを蓄積できれば、お引き受けできる患者さんを増やしたり、経営が困難になった歯科医院をバックアップして、地域社会に貢献できるのではないかと考えています。
遠藤
糠澤先生と取引させていただいて3年ですが、歯科医院は徐々に事業規模が大きくなっているように思います。今後のビジョン・戦略・戦術については、糠澤先生に視野を広げていただくような情報提供やサポートに努めています。豊富な経験と実績をお持ちの糠澤先生ご自身がプランを持っていらっしゃるはずですが、仮にプランが埋もれているように感じたときだけ、そこを掘り出して言語化できるよう、お話させていただいています。
糠澤
以前は経営者である自分がすべて考えて、対応しなければならないと思って、時間的にも精神的にも目一杯になり、物事の優先順位も判断不能な状態になっていました。そのようなときに「糠澤先生はコレだけやってください」「それ以外は私が受け持ちますので考えなくて結構です」と、遠藤先生が業務を仕分けしてくれたんです。役割分担によって、私が集中すべきところ、チカラを発揮すべきところが明確になってから、スムーズに仕事が回るようになり、知らず知らずのうちに問題は解消していました。現在はスタッフは10人を超えていますが、3年前は5〜6人でした。当時は労務環境にも問題があって離職率が高かったんです。遠藤先生に労務管理のサポートをお願いしてから、残業も多くてブラックな環境だったのが、「ホワイト企業ですね」とスタッフが口にするほど、劇的に変化しました。人材不足のなかで定着率もアップして、その状態を維持できているのはありがたいですね。いわば「会社経営のホワイトニング」です(笑)。スタッフが生き生きと仕事に取り組んでいると患者さんのプラスになるし、患者さんに喜んでいただけると地域社会も良くなっていくと思っています。今後の事業展開については遠藤先生のサポートを受けながら経営計画を策定していますので、完成すれば具体的に走り出す段階になります。
遠藤
「糠澤先生がめざすことをいかに実現するか」という基本ラインから決してブレないことをつねに意識しています。糠澤先生のビジョンに最適なルートで到達し、糠澤先生が「望んだ景色」を一緒に見たいと思っています。具体的な戦略・戦術ですが、企業が伸びるには2つのパターンがあると思います。1つはエース的な人材や商品力などに起因した業績の急激な成長。もう1つは安定成長です。急激な成長は、ある日を境に組織がダメになります。それは売上・利益が伸びても土台ができていない弱点が露呈するからです。エース社員が転職・独立したり、人気商品がマネされたり、攻めは強いが守りが弱い業務体制だったり、様々な理由が考えられます。私は安定成長が望ましいと思っていますので、「土台を固めているか?」「ビジョンや目的は明確になっているか?」「スタッフは代表者の考え方を理解し、ついて来ているか?」「役割分担はできているか?」などが大切だと思いますし、言葉と行動がチグハグではスタッフはチカラを貸してくれませんので、経営者の言行一致もポイントです。スタッフの皆さんも経営者と同じ方向を向いて生き生きと仕事に取り組んで、土台を強固にしていれば、様々なチャレンジが可能だと思います。多少のしくじりがあったとしても土台がしっかりしていれば、何度でも再起できるので、チャレンジを続けるうちに必ず成功すると思います。会社が成長したら土台を強くして、次のステップに進み、さらに土台を強くする。その繰り返しによって、糠澤先生のビジョンが具現化するお手伝いをさせていただきたいと願っています。
糠澤
どの会社も同様でしょうが、創業から5年間は資金繰りなどで苦労して、その後は徐々に経営は安定してきましたが、同時に自分の限界も感じるようになっていました。この先どうしようかと迷っていた頃に遠藤先生との出会いがあって、未来が開けてきた感じです。「ぬかざわ歯科医院」はある程度の認知度はありましたが、経営の土台が盤石になってきたのはこの3年間、遠藤先生に様々なサポートをしていただくようになってからではないかと思います。10年前に出会っていれば、もっと早くビジョンを実現できていたかもしれません。遠藤先生の様々な支援には十分満足していますが、私の夢が広がり過ぎて違う方向に飛んで行かないように見守っていてほしいですね。歯科業界は固定的な概念が支配しているので、空白になっている箇所があって、新たにチャレンジできることがいろいろありますから、そうした分野に遠藤先生と一緒にチャレンジできると面白いかなと思っています。デジタル化が進んだ現代だからこそ、郡山に留まらず、世界に向けて発信できることがあるし、世界のニーズとしては日本人に対する期待が高まっているように感じています。現地に出向かなくても、できることがありますし、困っている人は世界中にいますので、必要としているところに必要なモノとコトを届けられるようにしたいと思いますので、遠藤先生にはますますご支援をお願いしたいです。
遠藤
微力ではありますが、糠澤先生の夢が実現できるよう、精一杯お手伝いさせていただきます。
−ありがとうございました。
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