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今回は、「お金を引き寄せるための法則」をテーマにお話しします。
この法則は、経営者やビジネスパーソンにとって、お金を持つ人や成功者を自然と引き寄せ、ビジネスで有利な環境を作るための戦略です。
以下の３つのポイントに基づいて説明しますが、共通するキーワードは「やらないことを徹底する」こと。
選択と集中を行い、成功に向けた習慣を作り上げるのがこの戦略の要です。

１　お金のない人には営業しない

最初のポイントは、「お金のある人と付き合う」ことです。
これは単なるビジネスの心得ではなく、成功者の周囲に成功者が集まりやすい理由でもあります。

（１）５人組の法則

よく「あなたは近しい５人の平均」だと言われます。
周りの人がポジティブで意欲的な人であれば自分も高められますし、逆に目標を持たない人に囲まれていると自分も成長が鈍ります。
ビジネスで成功したいのであれば、同じ目標を持つ成功者と付き合うことが大切です。

（２）弱者の戦略

お金のない人や企業に対してまで広く手を伸ばすのは、営業力、資金力、人材の揃った強者（大手企業）の戦略です。
大手は多様な顧客層に対応する体力があり、規模の経済を生かすことで、手間のかかる小規模顧客も獲得できます。
一方、資源が限られている中小企業や個人事業主の場合は、無理に幅広くカバーするよりも、確実に利益が見込める相手にリソースを集中させたほうが賢明です。

結論

①　お金を持つ人にのみ営業をかける。
お金を持っている、または成長中の企業や個人に焦点を絞り、確実な売上が見込める顧客層をターゲットにします。
②　お金のない人には営業しない。
無理に弱者に向けた営業を続けると、資源を使い果たしてしまう可能性があります。

２　No.1を目指し、他人に自分の強みを聞く

次のポイントは「自分のNo.1を目指す」こと。
ここで重要なのは、「自分が他の人にどう見られているか」をしっかりと理解することです。

（１）No.1は認知されやすい

例えば、日本一の山「富士山」を知らない人はほとんどいませんが、No.2である「北岳」はどうでしょうか。
ビジネスでもNo.1の知名度には誰もが共感し、信頼を寄せやすくなります。
人々は、No.1に対して強いブランドのイメージを持つものです。

（２）自分のNo.1を見つける方法

自分の一番の強みを自分で理解するのは意外と難しいものです。ここで有効なのが「他人に聞く」こと。
知人や取引先に「自分の強み」について率直な意見を聞いてみましょう。
意外な視点で、自分では気づかないNo.1のポイントが見つかるかもしれません。

結論

①　他人に聞いて、自分のNo.1を見つける。
他人の目を通して自分の得意分野や強みを見出すことで、どのポイントを強化すべきかが明確になります。
②　見つけたNo.1を発信する。
自分の強みが明確になったら、それをしっかりと発信していくことで、ブランドを確立し、信頼を築き上げます。

３　苦手分野を使い分ける

最後のポイントは、「苦手なことの使い分け」です。苦手分野に関しては、２つのタイプに分けて対応します。

（１）苦手の２種類を理解する

苦手には２つのタイプがあります。１つは「経験済みの苦手」、もう１つは「未経験による苦手」です。

①　経験済みの苦手
過去に挑戦したが苦手だと感じたこと。
例）対人営業や細かいデータ管理が苦手で、過去に失敗した経験がある。

②　未経験による苦手
まだ試したことがないために苦手と感じること。
例）初めて取り組む新しいデジタルツールやSNSでの発信。

（２）使い分けのポイント

①　経験済みの苦手はやらない。
過去に苦手だと感じたものを無理に続けると、効率が悪くなります。
これらは、他の人に任せたり、方法を変えることで避けられます。

②　未経験による苦手には挑戦する。
逆に、未経験だから苦手意識がある場合は、挑戦してみることで新しいスキルが身につきます。ここで重要なのは、経験値を増やしていくことです。

結論

苦手を使い分け、効率を重視する。
自分の苦手分野を明確に分け、やるべきこととやらないことを見極めることで、無駄を減らし、時間とエネルギーを有効活用できます。

おわりに：マネーマグネットの法則を日常に活かす

マネーマグネットの法則は、お金を引き寄せ、ビジネスで成功するためのシンプルなルールに基づいています。「やらないことを徹底する」ことが、逆に自分のビジネスや生活において何を重視すべきかを明確にする助けになります。

ポイント１：お金のある人と付き合い、お金のない人に営業しない
ポイント２：自分のNo.1を見つけ、他人からの意見を通してさらに強化する
ポイント３：苦手を使い分けて、やらないことは明確に避ける

これらのステップを日常の習慣に取り入れることで、あなたも「お金を引き寄せる体質」になっていくはずです。

遠藤会計では企業の従業員、管理職、役員様向けに財務講座やビジネス講座も承っております。
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記事執筆者

株式会社遠藤会計
代表取締役　遠藤　光寛（えんどう　みつひろ）
・税理士
・行政書士
・１級ファイナンシャルプランニング技能士

１９８１年生まれ　山形県出身
２０００年仙台国税局採用　福島県内税務署を中心に１８年間勤務。税務調査ほか法人個人含め延べ約３０万件超の決算書、申告書の分析に携わる。
２０１８年税理士事務所を設立。
国税時代および税理士、ＦＰの経験から、正直に生きることが、仕事やお金に愛され、幸せに生きる人の特徴であることに回帰。「なんだかんだで正直が一番」を掲げ、長期的な視野で、持続して成長する企業づくりの支援を行っている。また、企業の安定的な財務基盤構築には経営者や従業員の家計も整える必要があるという信念の元、企業財務と経営者や従業員の家計、トータルでの財務コンサルティングを提供している。
現在は株式会社遠藤会計　税理士兼代表取締役社長として、福島県郡山市の企業を中心に経営コンサルタンティングを行っている。