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2023.06.13

【経営者向け】これで大丈夫。貸借対照表の読み方

経営相談

こんにちは、コンサルタント兼税理士として活動している遠藤です。
今回は、福島県の経営者や経営者を目指す方々に向けて「貸借対照表を簡単に読むコツ」を紹介していきます。
貸借対照表は、決算書の中でも非常に重要な部分です。
貸借対照表は、企業の「体調」を知る重要なツールです。
会社の健全な経営状況を維持し、成長を続けるためには、貸借対照表の適切な読み方を理解し、それを経営に活かすことが求められます。
貸借対照表を見るときには、単に数字を見るだけではなく、その背後にある意味を理解し、それが会社の経営にどのように影響しているのかを考えることが重要です。
しかし、
貸借対照表は難解で、理解するのに時間がかかる
と思っている経営者の方も多いのではないでしょうか?
実は、適切な読み方さえ押さえれば、簡単に企業の健康状態を把握することができます。
この記事を読めば、貸借対照表の構成と読み方について、シンプルながらもポイントを掴むことができます。
では、一緒に学んでいきましょう。
この記事は、国税職員、税理士として20年以上にわたり表と裏から経営者を見てきた福島県郡山市在住のコンサルタントが、中小企業(従業員300名以下の企業)の経営者や管理職の皆様向けに、より良い組織運営ができるための情報やヒントを発信していきます。

基本の「き」:貸借対照表の構成

貸借対照表は、左側に「資産」、右側に「債務」と「資本」の構成があります。
これは会社の「財布」のようなもので、どこからどれだけの資金を調達し、その資金が何に使われているのかを示しています。

結論:右から読む

貸借対照表を理解する上でもっとも重要な点は、「右側から読む」ことです。
貸借対照表の構造上、左から読みたくなるところですが、右から読むことです。
これにより、貸借対照表をほぼ「一目」で理解できるようになります。

【中小企業経営者向け】貸借対照表は「右から読む」|シンプルに理解する3つの方法

Youtubeリンク:https://www.youtube.com/watch?v=fmgQdxf2V-M

ポイント1:右側は資金の調達元

貸借対照表の右側は資金の「出どころ」を示しています。
つまり、どこから資金を調達したのか?ということが示されています。
ずばり、①他人(負債)から調達したお金と、②自己(純資産)で調達したお金です。
以下のように表現することができます。
負債:他人のお金(銀行や取引先からの借入金、買掛金など)
資本:自分のお金(自分で調達したお金、資本金や利益繰越金など)

ポイント2:左側は資金の使い道

次に、左側を見ていきます。
ここは資金の「使い道」を示しています。
商品や建物、機械など、会社が運営するための費用です。
そして、ここに掲載される「現金預金」は、まだ使われていない資金、つまり「残金」を示しています。

ポイント3:現金預金が最も大事

最後に、貸借対照表で最も重要なのは、「現金預金」です。それは2つの理由があります。

(1)現金預金が事業活動の源泉

1つ目です。会社は現金預金を使って事業活動を行います。
事業活動と言うのは、とにかく何をするにもお金がかかります。
商品仕入れ、従業員の給与の支払い、賃料の支払い、公共料金の支払いなど、お金がないとまともに事業を動かせません。
したがって、現金預金は企業や事業にとっての行動力の源泉ともいえます。

(2)現金預金が会社の生命線

2つ目です。
現金預金が尽きたとき、会社はつぶれてしまいます。
誤解されやすいのですが、会社は借金が多くてもつぶれることはありません。
現金預金がつきて、払えなくなった時、これが本当に会社がつぶれるときです。
したがって、現金預金は会社にとって生命線、ゲームなどで言うところのHPと考えることができます。

以上の2つから、会社にとって最も大事なのは現金預金であり、だからこそ貸借対照表の左上、最も目立つ位置にあると理解することが重要です。

まとめ

以上、貸借対照表の基本と読む際に留意するべき3つのポイントをお伝えしました。
具体的には、貸借対照表の右側と左側がそれぞれ何を示しているのか、そして最も重要なポイントである現金預金について解説しました。
ポイントを理解し、貸借対照表を読み解くことで、会社の健康状態を把握することができます。
結果、経営の方向性を定めたり、必要な投資を決定したりする上で、重要な意思決定を行う力が身につきます。
ほかにも様々な読み方はありますが、まずは今回のポイントをしっかり理解することが大事です。
経営者は無理に財務諸表を読み込む必要はありません。
経営者の仕事は財務の専門家ではありません。
より詳しい分析が欲しいなら、専門家の力を借りるのが一番です。
税理士や会計士と顧問契約を結んでいる会社は、専門家の助けを借りながら、自社の財務状況を深く理解することができます。

おわりに

(画像:一切経山から眺める魔女の瞳(福島県))

これからも、コンサルタントの視点から、中小企業経営者の皆様に役立つような情報やアドバイスを発信していきたいと思います。
今後も当ブログをご覧いただき、経営における成長や成功のヒントにしていただければ、幸いです。

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記事執筆

株式会社トライアンドエラー
代表取締役 遠藤 光寛(えんどう みつひろ)
税理士 行政書士 CFP FP1級
1981年生まれ 山形県出身
2000年仙台国税局採用 福島県内税務署を中心に18年間勤務。
2018年税理士事務所を設立。国税時代から法人個人含め延べ約30万件超の財務経営コンサルティングに携わる。
現在は株式会社トライアンドエラー 税理士兼代表取締役社長として、福島県郡山市の企業を中心に財務経営コンサルタントとして活動中。

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