財務・経営コンサルティングなら「福島県郡山市｜株式会社遠藤会計」へ相談ください。

今回は、福島県をはじめ地方の経営者の皆様に、収益向上のポイントについてお話していきます。
経営に詳しくない方でも分かりやすい形で、収益向上に役立つ６つのポイントをご紹介します。
これから経営に携わる方や、これまで経営についてあまり詳しくなかった方にもぜひ参考にしていただきたいと思います。
収益向上とは、平たく言えば、利益を上げる方法です。
今回は、基本的かつ代表的なポイントを６つ、お伝えしていきます。
私は２０年以上にわたり、国税職員、税理士、コンサルタントとして、様々な企業経営を見てきました。また、私も税理士事務所とコンサル会社を起業し、経営しております。
企業経営の裏と表の目線から、地に足の着いた情報をお届けしていきます。
代表的な経営戦略は６つあります。
１　マーケティング戦略の改善
２　生産性の向上
３　営業力の強化
４　コスト削減の実現
５　顧客満足度の向上
６　新規事業の立ち上げ
です。
順番にお伝えしていきます。

1. マーケティング戦略の改善

まずは、お客様に商品やサービスをアピールする方法を見直すことができます。
良い商品があっても、お客様に知ってもらえなければ売れません。
効果的な宣伝方法を工夫し、商品の魅力を伝えることで、売り上げがアップする可能性があります。
情報の溢れる世の中です。
どんな人に、どんな方法で自社の良さを届けることができるか？
とことん突き詰めて考える必要があります。

2. 生産性の向上

次に、仕事のやり方を工夫して、同じ時間でより多くの仕事ができるように工夫します。
これにより、コストを削減でき、利益を増やすことができます。
たとえば、作業工程を見直したり、新しい機械を導入したりすることで、生産性が上がるかもしれません。
ここで注意すべきは、必ず反対勢力が存在するということです。
今までのやり方に慣れた人にとって、工程の見直しは合理的であっても、自分にとっては不合理、都合が悪い、面倒くさいことだからです。
この反対勢力への対応も同時に考えることができれば、生産性向上の実現は早まります。

3. 営業力の強化

お客様とのやり取りが上手になると、新しいお客様を獲得しやすくなります。
営業スタッフのスキルを向上させるために、研修や勉強会を開催することが効果的です。
また、お客様の裾野が広がる分、招かれざるお客も増えます。
どんな顧客が自社にとってのお客様なのか、社内での定義づけと線引き、情報共有は非常にパワフルです。

4. コスト削減の実現

お金をかけずに利益を上げる方法を考えます。
無駄な経費を見直すことや、原材料を安く仕入れる方法を探すことが、コスト削減につながります。
ただし、コスト削減と投資は別物です。
大きなリターンを得る戦略があるのなら、投資は惜しんではいけません。
逆にリターンが少ないもの、見込めないものを「コスト」といいます。
例えば、経理担当でいえば、振込や記帳のために銀行窓口に行くことは、ネットバンクが可能な今の時代、コスト以外の何物でもありません。
請求書や領収書、ダイレクトメールの送付も、ＰＤＦを送信すれば郵送してくれるサービスがあります。それを使わずに、人力で行っているとすれば、コストと言わざるを得ません。
社内の慣習、先輩からの教え、儀礼、ルールなど、一から見直し、必要ないものは大胆に捨てる。
これが正しいコスト削減です。

5. 顧客満足度の向上

お客様が満足すれば、リピートや口コミで新しいお客様が増えます。
お客様の要望を聞いて、商品やサービスを改善することができます。
商品やサービスの品質も大事ですが、もっとも大事なものは人の質、すなわちスタッフの対応です。
経営をしていると、足元のスタッフの質の低下に気付かないことが往々にしてあります。
丁寧な接客が評判を上げることにつながります。
誰でも分かっていることではありますが、「丁寧な接客」とは誰に対してなのでしょうか？
内向きの論理に陥っていないか、主役はお客様に向いているか、客観的にチェックする仕組みづくりも重要です。

6. 新規事業の立ち上げ

新しい事業を始めることで、新たな収益源を開拓できます。
市場調査を行い、競合他社との差別化を図ったり、需要のある商品・サービスの提供まで結びつけることがゴールです。
新規事業の計画を立てる際は、リスクを考慮しながら、効果的な投資を行うことが必要です。
ここで大事な考えになるのが、千三つ（せんみつ）という考え方です。
千回チャレンジするうち、ヒット商品は３つあれば良しとするという考え方です。
一度や二度で失敗することは当たり前、むしろ成功するまで続ける熱い気概とそれを支える冷静なロジックを両立させながら、進むことが重要です。

まとめ

これらのポイントをひとつひとつ実践することで、経営者の皆さんは収益向上につながる結果を出すことができます。
また、市場の変化や競合状況に柔軟に対応することも重要になります。
顧客ニーズを的確に捉え、市場動向を把握し、迅速に対応できる企業が成功へと導かれます。
収益向上のためには、経営者自身が自社の強みや弱みを把握し、戦略的な投資を行い、経営資源を最適化することが大切です。
これからも定期的に福島県や地方の経営者の皆さんに役立つ情報を発信していきたいと思いますので、ブログをチェックしていただければと思います。
今回は、経営に詳しくない方でも分かりやすく、実践しやすい内容になるよう心掛けました。
これからも地方経営者の皆さんが収益向上に向けて取り組んでいけるよう、サポートしていきます。
今後もこのブログで、さまざまな経営に関する情報を提供していきますので、どうぞお楽しみに！

記事執筆

株式会社トライアンドエラー
代表取締役　遠藤　光寛（えんどう　みつひろ）
税理士　行政書士
1981年生まれ　山形県出身
2000年仙台国税局採用　福島県内税務署を中心に18年間勤務。
2018年税理士事務所を設立。国税時代から法人個人含め延べ約30万件超の財務経営コンサルティングに携わる。
現在は株式会社トライアンドエラー　税理士兼代表取締役社長として、福島県郡山市の企業を中心に財務経営コンサルタントとして活動中。