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日々の財務・経営に役立つ情報発信
2025.01.20
【早く、遠くまで】ビジネスで結果を出す投資3点
経営相談成功を目指す経営者や管理職の皆さんは「早く、遠くまで進む」ことを常に考えているでしょう。
今回ご紹介するのは、ビジネスを加速しつつ、持続的な成長をサポートする3つの投資方法です。
アフリカのことわざで「早く行きたければ一人で行け、遠くまで行きたければみんなで行け」という格言があります。
経営者や管理職の皆様は、この言葉に共感した経験があるのではないでしょうか?
ビジネスにおいても、一人で取り組むと早く進めますが、持続的な成果を得るためにはチームやリソースの力が必要です。
今回は、個人と組織の両方を成長させるための3つの投資「自己投資」「リスト投資」「生産性投資」についてご紹介します。
目次
1 自己投資(早く行く)
なぜ自己投資なのか?
自己投資は「失われることがない」最も効率の良い投資とされています。ビジネスの知識やスキル、経験は、どんな状況でも必ずプラスになります。自己成長は常に自分の中に残り、キャリア全体の底上げにも貢献してくれます。外部の投資とは異なり、株式や資産運用で起こり得る損失のリスクがない点も大きなメリットです。
どうやって自己投資を行うか?
自己投資の効果を最大化するために、次の3つの要点を考慮しましょう。
① 予算の振り分け
年収の3〜5%を自己投資に充てることが推奨されていますが、早くスキルを伸ばしたいなら10%まで引き上げることも考えましょう。
予算を「セミナー参加」「新分野の勉強」「視察旅行」などに振り分け、目的を持って計画的に使うことが重要です。
無闇に支出するのではなく、投資を効果的に行うことで得られるリターンが大きくなります。
② チェックの仕組み
自己投資の効果測定を行うため、年ごとに効果の振り返りをしましょう。
たとえば、身につけた知識を業務にどう生かせたかを具体的に評価すると、今後の投資判断が明確になります。
③ やらないことを決める
「決断」とは「断つことを決めること」です。
やりたいことばかりではなく、やらないことを最初に決めることで、集中すべき分野が明確になります。
これは、効率よく自己成長に向かうための大切なステップです。
2 リスト投資(早く、効率良く)
なぜ顧客リストに投資するのか?
新規顧客の獲得コストは既存顧客の5倍にも及びます。
既存の顧客により長く取引を続けてもらうことは、売上を安定させるだけでなく、提供する商品やサービスを洗練させる良い機会にもなります。
また、リピート率が高いほど、新しい顧客を追い求める負担を軽減でき、効率的なビジネス運営が可能になります。
リスト投資の具体的な方法
顧客リストは単なる連絡先リストではなく、顧客のニーズや関心を集約した「データベース」として活用しましょう。
以下の3つを意識したリスト投資が効果的です。
① 見込み客リストを作り込む
新規の見込み客や既存顧客のリピート率を分析し、購入サイクルや興味関心に合わせたアプローチを行います。
例えば、購入履歴や行動履歴をもとに、どの製品に関心があるかを判断し、それに基づいてサービスをパーソナライズしましょう。
② 顧客のロイヤリティ向上
顧客満足度やロイヤリティを高める施策を考え、リピート客が増えるようにします。
たとえば、会員限定の特典を提供したり、リピーター向けのサービスを開発することが効果的です。
③ 定期的な情報発信で関係性を強化
顧客リストは定期的な情報発信やイベント案内に活用できます。
価値ある情報提供により、関係を深め、必要な時に自然と声をかけてもらえる関係を築くことができます。
3 生産性への投資(遠くまで行く)
なぜ生産性への投資が重要か?
生産性を向上させるためには、限られた時間を最大限に活用することが重要です。
社内の限られた人材だけで業務を完結させるのではなく、外部リソースやAIツールの活用によって効率を上げるのが鍵です。
特に、時間やリソースに限りがある中小企業にとって、外注(アウトソーシング)やAI活用による生産性向上は持続的成長の柱となります。
生産性投資を進める具体的な方法
① アウトソーシング戦略を決める
どの業務を外部に任せるか、また社内で対応するかを予め決めておくことが肝心です。
例えば、経理業務やデジタルマーケティング、ITサポートなど、専門性が必要な業務は外注することで、時間とコストの両面で効率化を図れます。
② AIやツールの導入
業務自動化が可能なツールやAIサービスを導入することで、日常業務の負担が軽減され、戦略的なタスクに注力できる環境を作りましょう。
会計ソフトや営業支援システム(CRM)、タスク管理アプリなど、各分野に対応したツールは数多くあります。
社内の効率化が図れるだけでなく、ミスや遅延も減り、顧客対応の質も向上します。
③ 柔軟な働き方の導入
効率的な働き方改革も、生産性投資の一環です。
社内外でリモートワークやフレックス制度など、各社員が働きやすい環境を整え、仕事のスピードと質の両立を目指します。
まとめ
ビジネス向上のための3つの投資
①自己投資:自己成長のための予算配分や効果測定を行い、目的を持った投資を行う。
②リスト投資:見込み客リストや顧客データを活用して、既存客のリピートを促進する。
③生産性投資:外部リソースやAIを活用して生産性を高め、より大きな成果を目指す。
これら3つの投資は、経営者や管理職にとって、企業を「早く、遠く」へと導く大きなカギとなります。
目的を持って行動し、ビジネスを加速させ、持続可能な成長を目指しましょう。
遠藤会計では企業の従業員、管理職、役員様向けに財務講座やビジネス講座も承っております。
幹部候補の育成など、ご相談がございましたら、お問合せください。
お問い合わせ:https://consulting-koriyama.jp/contact/
記事執筆者
遠藤 光寛(えんどう みつひろ)
税理士・経営コンサルタント
2018年に税理士として独立し、クラウド会計と医療法人支援を専門に、顧問先企業の成長に注力。DX推進や人材育成、経営コンサルティングを通じて、経営課題の解決に取り組む。2020年には株式会社遠藤会計を設立し、より幅広い企業の経営サポートを展開。
人材育成を起点にした業務効率化やデータに基づく戦略策定を得意とし、顧問先の業績向上に貢献。
経営課題に対して、
1 人材育成
2 業務の仕組み化
3 データからの戦略立案
の3つを柱にしたアプローチで、企業の持続的成長を支援している。
保有資格
- 税理士
- 行政書士
- ファイナンシャル・プランニング技能士1級
- CFP®認定者
- 認定マスターコーチ
- 経営支援責任者
- 方眼ノートトレーナー
- クラウド会計ソフトfreee会計上級エキスパート
- クラウド会計ソフトfreee人事労務エキスパート
- 第二種情報処理技術者
- 初級システムアドミニストレータ
- Microsoft VBA Excel スタンダード
認定・許可
- 福島県 甲種防火管理者
- 経済産業省 経営革新等支援機関
- 厚生労働省 有料職業紹介事業所
- 福島県公安委員会 古物商許可
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