財務・経営コンサルティングなら「福島県郡山市|株式会社遠藤会計」へ相談ください。

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宮城県仙台市在住 保育士・4人家族佐々木さん

夢見るライフスタイルを
リアルにするための家計相談

株式会社トライ&エラー代表取締役・税理士遠藤 光寛

当社代表・遠藤は会社設立や会計・経理、経営相談などの法人を対象とする業務だけでなく、個人のお客様の相談にもお応えしています。仙台市在住の佐々木さんは不動産売却から家計の見直し、資産形成までアドバイスさせていただきましたが、その目的はご家族にとって理想のライフスタイルを実現していただくこと。お客様の夢や希望を明確にして、その目的に到達する手段として収入を増やし、支出を削減して資産を形成するストーリーは多くの皆様の参考にしていただけます。
−当初は不動産売却と節税についてご相談いただきましたが?
佐々木 夫の実家を売却するにあたって、できるだけ節税したいと思いまして、地元のファイナンシャルプランナーに相談していましたが、何となくイメージに合わなかったんです。そこで知人を通じて、税理士であり、ファイナンシャルプランナーでもある遠藤先生をご紹介いただきました。
遠藤 佐々木さんとお会いしたのは2019年秋頃でした。不動産売却の考え方を伺ったところ、節税というよりは、いかに現金を残すかが課題であることが分かりました。売却のタイミングや売却先に加えて、今後どのように資産を形成していくかという視点でお話しさせていただくことになりました。
佐々木 戸建住宅を所有していましたが、売却した資金で新たに自宅を建てようと考えていました。遠藤先生には持ち家を取得した場合の支出など、ライフプランをシミュレーションしていただきました。私が様々な希望を伝えると、遠藤先生にその理由を質問されて、それに対して答えていくといろんな気付きになり、ボンヤリしていたことがリアルに感じられるようになり、信頼感が深まりました。それまで相談していた方は一般的な資産運用の話に終始しましたが、遠藤先生は真正面から向き合ってくださる印象でしたので、ぜひサポートしていただきたいと思いました。
遠藤 私はお客様を型にはめ込むのではなくて、「人生をどうされたいのか」をお聞きして、優先順位に従って夢や希望に近づくお手伝いをしたいと思っています。幸せのカタチは人それぞれ、千差万別ですから、絶対に自分の考えを押付けてはいけないですし、お客様と一緒にゴールをめざしたいと考えています。ご相談いただくお客様は家計をどうすれば良いか、何から手をつければ良いのか、迷っていらっしゃるケースがほとんどです。私の質問に対して答えを探すことで、家計について考えるスイッチを入れていただけるかと思っています。人生1度だけですから、後で後悔するのではなく、本当に叶えたいこと、やりたいことをクローズアップして、実現できるようにサポートするのが私の役割です。
佐々木 売却先を選ぶにあたっては複数の不動産会社から見積りを取るようにアドバイスをいただきました。以前から付き合いのある地元の不動産屋さんと大手不動産会社に査定して貰いましたが、大手の方が査定額が高かったんです。単純に査定額が高い大手を選ぶのが良いのか、迷ってしまって遠藤先生に相談しました。「大手は宣伝力があるので、売却先がすぐに見つかる前提で高い金額を出してきますが、なかなか買い手が付かないと金額を下げてくることもあります。地元の不動産屋さんは最初の提示額は低くても親身になってくれるし、売却価格を下げるようになったとき、どちらと組むのがプラスなのか、じっくり考えてみてください」と言われまして……。結局はアドバイスに従って地元の不動産屋さんを選んで、正解でした。
遠藤 持ち家は売却契約済になりました。良かったですね。
佐々木 いろいろとアドバイスいただき、ありがとうございました。
−不動産売却に引き続き、将来設計と家計の見直しはいかがでしたか?
佐々木 不動産売却と並行して、今後の家計についても遠藤先生に相談しました。長男は高校生、次男は中学生ですから、大学卒業まで考えると子どもたちの教育費をあと数年間は覚悟しなければなりません。教育費は使おうと思えば際限なくなるので、無駄のない適切な使い方、そして貯蓄とのバランスなどについてアドバイスしていただこうと思いました。遠藤先生には、私が考えていた複数のプランをお話ししました。不動産の売却益で自宅を建てて、子どもたちは地元・仙台の大学に通うのが1つ目のプランです。仮に子どもたちが東京の大学に進学したいと言い出したら仕送りも必要になるし、家を建てると大きなリスクになるので、子どもたちの進学先に合わせて一緒に移動して賃貸住宅に住むのが2つ目のプランです。3つ目は賃貸住宅を何軒か建てて、そこで暮らして子どもたちが大学に通学するプランです。家賃収入が入るし、場合によっては別の賃貸に転居する選択肢もあるので、このプランも悪くないと思っていました。遠藤先生は、私たち家族4人の将来設計をどのようにしたいのか、気持ちや考え方を十分に聞き取った上で、数十年間の収支の見通しを計算してくださって、プランごとのリスクもシミュレーションしていただきました。その資料を元に夫と相談して賃貸に住むことを選びました。
遠藤 佐々木さんのライフプランの最大のポイントは住居でした。持ち家なのか?賃貸にするのか?持ち家を選ぶとお金と人生がロックされて、そこから離れることができなくなります。賃貸であれば自由度が高く身軽なので、住む場所や住居の規模もその時々のご家族の状況に合わせて選ぶことができます。持ち家と賃貸、どちらを選ぶかで、その後の人生は大きく変わります。
−佐々木さんはどのようなライフスタイルをイメージされていますか?
佐々木 遠藤先生からは「10年後、20年後も続けたいこと、叶えたいことは何ですか?」という質問も受けました。それまで毎日生きるのに懸命で思ってもみなかったことですが、子どものことも家庭のこともすべて取り払って、私の夢や生きがいについて考えてみました。1つは現在も取り組んでいるパーソナルトレーニングを続けること。そして、もう1つは子どもたちが自立した後ですが、冬場の3か月間は沖縄で暮らすことです。(笑)
遠藤 仙台と沖縄の二地域居住という佐々木さんの希望が叶えられて、どんな地域でも働ける仕事に就けるのであれば、縛られない生活を実現できますので、賃貸住宅を前提にライフプランをご提案しました。住宅を建てないという選択は家計に大きなプラスです。維持費がかからないし、住宅ローンを返済する必要もないし、近隣との揉めごともないし……。仮に揉めたとしても別の賃貸に移れば速やかに解決できます(笑)。またお子様の進路も土地に縛られなくなります。仮にお子様が希望する進学先が遠方の場合は生活費の仕送りが必要になり、家計が相当厳しくなるように考えがちで、自宅から通学できる大学を選ぶよう強制するケースも見られます。しかし住宅ローンや維持費を抱えた戸建住宅なのか、家賃と管理費を支払う賃貸住宅なのか、住居の違いによって月々の固定経費は大きな差が生まれます。支出の総額をシミュレーションして比較対照しないと、お子様の将来にも関係することなので、安易に結論は出せません。
佐々木 子どもたちの進路や就職は本人の希望を尊重したいと思っています。長男はキチンと自分のことを管理できるし、就きたい仕事も決めていますので、特に問題はありません。次男は中学生なのでこの先変わるかもしれませんが、今の感じだと進学・就職後も面倒を見なければならないですね(笑)。現在は4人家族ですが、近い将来には長男、次男の順に独立して、夫婦2人の生活に戻ることになりますから、今だけでなく、ずっと先のことまで考えました。
−住居とお子様の進路のイメージに次いで、資産形成が課題になりますが?
遠藤 住居が決まり、お子様の進路のイメージが固まって、次は資産形成を考えることになります。お金を蓄える方法としてすぐに手を付けられるのは支出を抑えること。まず生命保険料や携帯料金など、毎月定額で支払っている固定経費を見直します。次は趣味や遊びで使っている費用ですが、これも従来のままでは支出は減りませんので、優先順位を付けて下位のものは削るようにします。また教育費も無限に注ぎ込むのではなく、学習塾は別にして習い事などは絞り込むようにします。食事は日常的な楽しみですので、食費まで削ることはお勧めしませんでした。
佐々木 年齢が上がってくると社会保障が手厚くなって、万一の病気や入院の費用も賄えると教えていただきましたので、自分たちで保険を見直して、不要だと思うものは解約しました。携帯電話は元々それほど使っていませんでしたので、契約はそのまま維持しました。教育費は子どもたちにとって今が最も大事な時期なので、それなりに使っています。家族の趣味や楽しみにお金を使うことはほとんどないですね。子どもたちが大きくなってきたので、家族揃って旅行する機会もなくなって、月1回の外食が唯一の贅沢かもしれません。私は元々お金をドンドン使うタイプなんですが、夫が倹約家なので、あまり無駄遣いはしていないと思います。若い頃は海外旅行にいっぱい行ったので、今はもう行かなくていいし、身近なところで十分楽しめています。年齢的にもアレもコレも欲しいということはないですね。
遠藤 佐々木家は無駄な出費がほとんどなくて、しっかり家計を管理されていました。現在の支出を抑えることに関して、私の出番はありませんでした。ご提案したのは現在の収入をどう増やして、将来の支出をどのように削るかでした。もしも佐々木さんが自宅を建てるという選択をされていたら、将来の収入・支出のシミュレーションはご提案できなかったと思います。
−お子様の大学進学を契機に具体的なアクションがスタートしますが?
佐々木 2年後には長男の大学進学という大きな節目を迎えます。2軒の持ち家が売れたので、そのお金をしっかりストックして先々に備えておきたいできたいです。長男は東京の大学に進学したいと言っていますし、2歳違いの次男も東京の大学を希望すれば、私の勝手な想像ですが、東京に移住するのもいいかなと思っています。長男は最初の2年間は一人暮らしになりますが、次男の進学に合わせて家族4人が合流するイメージです。その頃になると夫は年金を支給されていますので、慌てて仕事を探すこともありませんし(笑)。
遠藤 先進的な素晴らしい考え方だと思います。佐々木さんは行動力が旺盛ですし、縛られることのない自由を獲得し、望んだ未来を実現できる人だと思っています。近い将来、家族4人で東京に移住するかもしれないというプランをお聞きして、とても嬉しいです。
佐々木 遠藤先生は社会情勢をはじめ、様々な情報を持っていらっしゃるので、私の希望や質問に対して既定の答えではなく、時流に合ったアドバイスをいただけるので、今後とも悩みや課題が生じたときには、相談に乗っていただきたいと思っています。
遠藤 今後ともご期待に応えられるように、勉強を怠らず、自分の考えが押し付けにならないように注意しながら、佐々木さんの夢や希望に近づくためのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
−ありがとうございました。

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