【開催レポート|二代目経営者向け講座 第14回】「利益の出し方」を学び、経営の基礎体力を整える

今回の講座は、二代目経営者を対象にした「利益構造の理解」をテーマに実施しました。
経営を継ぐにあたって多くの方が直面する課題――
「利益をどうやって上げるか」という問いに、数字の構造と経営者の行動という両面からアプローチしました。
■ 利益の正体を知る
講座の冒頭では、まず利益の基本式を確認しました。
利益=売上-経費
シンプルな式ですが、経営者として最初に意識すべきは、
「売上を上げるか、経費を下げるか、両方の手がある」ということ。
この選択肢があるという感覚を持てるかどうかが、
経営を受け継ぐうえでの出発点になります。
■ 売上を分解して考える
次に取り上げたのは「売上の構造」です。
売上は、さらにこう分解できます。
売上=客数 × 客単価
つまり、客数を増やすか、単価を上げるか。
どちらに手を打つかによって、経営の方向性は大きく変わります。
講座では、自社のビジネスモデルを基に、
「今どちらを優先すべきか?」を具体的な数字で検討。
客数を追うのか、単価を磨くのか──
それぞれの施策に必要な時間軸や人の動きも含めて整理しました。
■ 全部やるでは、何も残らない
受講者の中には、「全部満遍なく取り組みたい」という声もありました。
しかし、経営には時間とリソースの制約があります。
1年でできることは限られており、焦点を絞る勇気が成果を生みます。
「全部やろうとすると、全部中途半端になる」
講座の中で何度も出たこの言葉が、
受講者の意識を大きく変えたようでした。
最初はすべてに手を出そうとしていた方も、
最終的には「今できる範囲」を明確に定め、
そこに集中する大切さを実感されていました。
■ 計画の前に、まず現状把握から
数字を変える前に、必要なのは「今を知ること」です。
売上を伸ばすにも、経費を削るにも、
まずは現状の把握から始まります。
今回は、より手がつけやすい「経費の見直し」からスタート。
自社の支出構造を見直し、
必要な支出と惰性の支出を区分けしていきました。
この過程を通じて、受講者自身が数字を自分ごととして捉えるようになり、
単なる節約ではなく、「利益をつくる仕組みを整える」という考え方へと変化していきました。
■ 行動で示す講座
この二代目向け講座の特徴は、
「分かった」で終わらせないこと。
講座の中で出た言葉に、
「成果は行動で語る」
という一文があります。
経営は知識ではなく、習慣。
数字を理解するだけでなく、
どの数字を、いつ、どう動かすかを具体的に決めていくことが何より大切です。
この講座を通じて、受講者は利益の構造を自分の言葉で説明できるようになり、
「まずは経費を整理しよう」「来期は単価戦略に移ろう」と、行動を伴う一歩を踏み出しました。
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