【開催レポート|二代目経営者向け講座 第12回】経営数字の基本「売上と利益」

今回の研修テーマは、経営を形づくるうえで最も重要な「利益」と「売上」の関係性についてでした。

まずは基本的な用語の整理からスタート。
「売上よりも利益の方が大切」とはよく言われますが、その意味は単なる数字の大小ではなく、利益こそが企業の生命維持や資金繰りに直結するからです。

利益の5種類と粗利益の理解

利益には大きく分けて5種類があります。
今回はその中でも「粗利益(売上総利益)」に焦点を当てました。

受講された経営者の中には、

  • 「粗利益と売上総利益が同じ意味だとは知らなかった」

  • 「利益が5種類あること自体、初めて理解した」

といった声もあり、基本に立ち返る重要性を実感いただけました。

利益と原価の関係

利益は「売上 − 原価」で決まります。
その中で経営者が実際にコントロールできる要素のひとつが「期末棚卸高」です。

  • 期末棚卸高を増やした場合のメリットとデメリット

  • 期末棚卸高を減らした場合のメリットとデメリット

こうした仕組みを、自社に置き換えて検討し、シミュレーションを行いました。

受講者の声

参加された経営者の方々からは、

  • 「点と点がつながった気がする」

  • 「棚卸ってこんなに大事なんだと実感した」

  • 「日々の積み重ねや経営者の心がけひとつで、利益が大きく変わることがわかった」

といった声をいただきました。

講師としての想い

経営改善は、派手な打ち手よりも、経営者自身の知識や判断力の積み重ねから始まります。
一見遠回りのように見える学びが、実は最短の近道であり、王道です。
今回の学びが参加された経営者の皆様の血肉となり、日々の判断を支える土台になることを願っています。


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